独自の概念図:予定した溶接線上の仮付け位置を、試験前後の記録に対応させています。仮付けの寸法や間隔、溶接施工法、顧客の実績を示す図ではありません。

搬入時の継手の状態で試す

生産用の組立品が仮付け済みで搬入されるなら、ロボット試験溶接にもその条件を含めます。仮付けのない継手での実演だけでは、生産時の仮付けを検証したことにはなりません。代表的なワークを使い、ロボットの溶接前に状態を変える処理は記録してください。この CBOXTEC ガイドは購入者が試験条件を定めるためのもので、溶接施工法を承認するものではありません。

小さな仮付けでも重要な理由

仮付け溶接は、本溶接の前に部材の位置を保持します。TWI は部材の位置合わせや継手の隙間を維持する役割を説明し、仮付けの欠陥が完成した溶接部の品質を損なう可能性を指摘しています。TWI「仮付け溶接とは」:公開・改訂日記載なし、2026-10-12 閲覧。

そのため、試験には完成したビードの写真だけでなく、溶接前の仮付けの記録が必要です。予定した溶接線に対して、実際の仮付け位置と観察した状態を記録します。同じ経路を繰り返すだけで、不適切な仮付けが許容されると考えてはいけません。

仮付けは残しますか、除去しますか?

試験結果を評価する前に、溶接施工法の責任者に確認します。TWI は、本溶接に溶け込ませる仮付けには承認された施工法と適切な資格を持つ溶接作業者が必要であり、除去時にも表面欠陥を生じさせない管理が必要だと説明しています。TWI「仮付け溶接で変形を抑えるには」:公開・改訂日記載なし、2026-10-12 閲覧。

この説明だけで、対象ワークのどの仮付けを残せるかは決まりません。合意した判断と施工法の文書番号を試験片の記録に残します。実演のために追加処理を行う場合は、比較から抜け落ちないよう、提案する生産工程にも含めてください。

溶接前の継手と結果を対応させる

購入者の試験記録では、溶接前後で同じワーク識別番号を使います。以下は追跡のための記録項目案であり、合否基準ではありません。

  • 溶接前:ワーク識別番号、仮付け位置と観察した状態、施工法の参照文書、残すか除去するかの合意。
  • ロボットの溶接中:試験した構成、仮付け位置での中断や追加処理。
  • 溶接後:検査方法、合意した基準と結果を、同じワークおよび仮付け位置に対応させる。

疑わしい仮付けがある場合は、担当の溶接技術者が確認・対処してから試験を続けます。この記事は仮付け寸法、除去方法、補修条件を定めていません。

試験範囲を変える質問

実演だけのために仮付けをすべて除去してもよいですか?

異なる溶接前状態として記録します。その結果では、生産時の仮付けを残した組立品をロボットがどう溶接するかは確認できません。

仮付けの上のビードが滑らかなら、融合は合格ですか?

外観だけでは不十分です。その継手に対して合意した検査方法と基準を使います。別記事の溶接外観と検査証拠のガイドも参照してください。

ロボットは仮付けの欠陥を補えますか?

補えると決めつけてはいけません。施工法と実際の仮付け状態の検討が必要です。プログラムされた経路は補修施工法の認定ではありません。

お手元のワーク情報と生産時の仮付け状態をもとに、CBOXTEC と試験溶接を相談することができます。